起業するなら何からはじめる?
成功率アップのポイント6つと業種選びについて

起業するなら何からはじめる?成功率アップのポイント6つと業種選びについてのイメージ

起業を思い立った人の動機はさまざまです。「収入を増やしたい」「定年の縛りなく収入を確保したい」と思う方もいれば、「自身で事業を始めてみたい」「周囲の起業家・経営者から影響をうけた」「事業化したいアイデアがある」という方もいるでしょう。

起業を実現したいという熱い想いがあるものの、「実際に起業するにはどうすればいい?」「何から行動すればいいのか分からない」という状態のまま、結局実行に移せず時間ばかりが過ぎていく…ということは避けたいもの。今回は、起業の成功率を高めるためのポイント、やっておくべき準備、そしておすすめの業種などをご紹介します。

起業するなら成功させたい!成功率アップの5つのポイントを紹介

起業する人が最も避けたいのは「起業で失敗すること」です。起業の成功率を高めるためのポイントを6つご紹介します。

9割以上のオーナーが未経験スタート。

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初期費用や会社設立費用を試算

まずは1つめのポイントとして、起業する際に初期費用や諸費用がどのくらいかかるか、試算して把握しましょう。起業を成功させるには資金計画をしっかりと立てることが重要です。起業にかかる費用は初期費用・会社設立費用・商品の仕入れ費などの項目に分けることができます。

  • 初期費用…事務所賃貸に必要な費用や設備費用、広告・宣伝費など
  • 会社設立費用…登記費用、定款に関する費用、印鑑作成費用など
  • 商品の仕入れ…小売業などで準備が必要な場合

運転資金と生活費の確保

次に2つめのポイントとして運転資金と生活費の確保が必要です。運転資金とはすなわち起業後のランニングコストのことで、主に事務所の家賃、人件費、光熱費、通信費、税金などを指します。経営が軌道に乗るまでは収入が不安定になりがちですし、また起業してすぐに仕事が得られても入金は翌月か翌々月以降という場合もあるので、最低3ヶ月分の運転資金を確保しておくと安心です。

さらに最低半年分ほどの生活費も確保しておく必要があります。毎月必要な生活費や住宅ローン、教育費などを含めて月々どのくらい必要なのか、事前に確認しておきましょう。

達成目標を決めておく

3つめのポイントは、達成目標の設定を行いましょう。目標を明確に設定しておかないとやみくもに頑張っても結果が出ないまま目標を達成できたのかわからない、という状況になりかねません。達成すべき目標を設定すると、伴ってやるべきことが明確になります。

余裕を持った事業計画を立てる

起業の成功率をアップさせる4つめのポイントは、余裕を持った事業計画を立てることです。事業計画書は融資申し込みにも必要となります。資金調達の際以外にも、ビジネスの概要説明や、取引先や第三者などに会社の紹介をする際のツールとしても活用できます。

事業計画書の「計画」内容は、頑張れば実現できるかもしれないレベルの「努力目標」ではなく、現実的である必要があります。

事業計画を立てるときはコンスタントに利益を出し、堅実に成長を続けるような計画にするのが良いでしょう。事業内容と資金のバランスを考え、開業資金を抑えたり運転資金を節約したりと、資金面から事業を見直しするのも良い方法です。

事前調査を行う

5つめは、事前調査を行うことです。起業で成功するには、市場やライバルの情報を収集し、分析、整理する必要があります。

市場調査を行う

参入市場の将来性は、きわめて重要です。起業を考えているときはどうしても見通しが甘くなり、過度な期待を持ってしまいがちですが、参入したい市場にニーズがなかったらせっかく良いアイデアがあってもビジネスとして成立しません。起業する業界の市場について調査し、将来性があるか判断しましょう。

ライバル(競合他社)を調べる

市場だけではなくライバル(競合他社)についても調査する必要があります。開業を考えているビジネスには、既にライバルが存在している可能性が高いです。まずはライバルがどのくらいいるのか確認した上で、他社のサービスの「商品価格」「独自の強み」「サービスの質」などを分析し、自分のビジネスが勝っている部分・劣っている部分はどこかをチェックしてみましょう。

経営のノウハウを得てスキルを高める

6つめは、経営のノウハウを得てスキルを高めることです。起業後に経営を軌道に乗せて、安定した経営を継続するためには、「責任感を持つ」といったマインド面に加え業務内容や運営についてのノウハウをしっかり確立させておくことが大切です。

起業前に自身がどういう契約内容で利益を出していくのかをシミュレーションをしておけば、実際に起業をした後にもし予定通りにいかなくても軌道修正しやすくなるでしょう。また、経営のノウハウがある業態で起業するのも1つの方法です。その点フランチャイズ事業であれば、起業前〜起業後のノウハウが確立されているので、サポートを受けることができます。

起業するなら自分が希望する働き方かどうかも重要!

起業するなら自分が希望する働き方かどうかも重要!イメージ

ここ数年で人々のライフスタイルが大きく変化したことを受け、今後起業するにあたり、どのような事業形態や業種にするべきかを考える必要があります。もちろん、自分が働きやすい業態であるかどうかを考慮することが必須です。そこで、起業に向けて検討したいこと・考えておきたいことをご紹介します。

店舗を持たない開業を検討する

飲食店や小売店の経営の場合、店舗を持って開業するのが一般的でしたが、近年インターネットの普及に伴い、無店舗ビジネスが増加しています。無店舗の場合、店舗物件賃貸にかかる費用がかからないので、初期経費を抑えることもできます。起業するなら、店舗を持つ業態にこだわらず、店舗が不要な業態も検討してみるのもいいかもしれません。

1人で開業できる業種を選んで人件費を減らす

開業直後は、人件費の支払いはなるべく少ない方が軌道に乗せやすい場合もあります。人件費を最小限に抑えるためには、1人でも開業できることを前提にした起業を視野に入れるのもおすすめです。

おすすめの事業・業種を紹介

ここまで、起業するにあたってのポイントを紹介してきましたが、もう一つ大切なのは「どの業種で起業するか」という点です。業種選びについては、十分に時間をかけたリサーチを行うことをおすすめします。下記に事業ごとにおすすめしたい業種をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの事業・業種を紹介のイメージ

インターネットを利用したWEB・IT関連の事業

インターネットを通じてサービスを提供するWEB・IT事業をおすすめしたい主な理由は、パソコン環境があれば始められるサービスも多く、実店舗なしで起業ができること、また設備の準備も実店舗経営に比べると少ないため、初期費用が低コストで始められる事が魅力です。

【WEB・IT関連事業の例】

インターネットを利用するWEB・IT関連事業の例としては、ネットショップ、広告収入やWEBライティング、プログラミングなどがあります。まず、ネットショップでは自分が作った作品を販売したり、商品を仕入れて販売したりする方法が一般的です。

次に、アフィリエイト、ブログ、youtubeなどの広告収入についてです。アフィリエイトなどはパソコンとインターネット環境があればどこでも仕事することが可能です。収益はユーザー数の増減に応じるので不安定ですが、稼げるようになると利益率は高いでしょう。同じくWEBライティング業もパソコンやスマホがあればいつでもどこでも自分のペースで仕事が可能です。需要は多いので、未経験でも始めやすい業種といえます。

アプリ開発などのプログラミングは、在宅でできる上に今後も高いニーズが期待できる業種です。ただし、専門的なスキルが必要なので、難易度は高めです。

レンタルに関連する事業

近年、様々なものをレンタルで利用する風潮が一般的となってきています。たまにしか使用しないものや、維持管理のコストが大きいものを貸し出して利益を出すことができます。扱う商品によっては、低コストで開業することができるでしょう。

【レンタル事業の例】

レンタル事業には、実に様々な種類があります。例えばレンタルスペース、家具・家電のレンタルやブランド品レンタル、季節品のレンタルなどがあります。

レンタルスペースは、名前の通りスペースをレンタルする(貸し出す)事業で、自分が所有する倉庫や駐車場などを使用者に貸し出します。普段使っていないスペースを有効活用するには、もってこいのビジネスといえるでしょう。

次に、家具・家電のレンタルです。ソファーや冷蔵庫、洗濯機など生活に必要な家具・家電をレンタルできるサービスは、初めて一人暮らしする方や単身赴任の方に人気です。一方ブランド品レンタルは、ブランド品を購入するのは高くて手が届かないという人や、普段は使用しないアイテムを結婚式や婚活などでドレスアップのために一時的に借りたいという人がターゲット層です。ハイブランドに詳しく、トレンドに敏感な方に向いている業種です。

季節品のレンタルとは、夏のバーベキューやキャンプセット、ウィンタースポーツ用品などのレンタル業です。季節品は年に数回しか利用しないものも多いので、購入しないでレンタルしたい人は少なくありません。ただし、季節品は場所をとるものも多いので、広めのスペースを確保する必要があります。

代行に関連する事業

代行に関連する業種は、仕事や業務、生活面に必要なサービスを個人や企業の代わりに行うビジネスです。ユーザーにとっては経費削減、効率化やプロの技術でサービス提供が受けられるというメリットがあり、多種多様な代行ビジネスがあります。準備資金が不要なビジネスも多いので、気軽に始めやすいでしょう。

【代行事業の例】

代行事業には、家事代行やハウスクリーニング、ベビーシッターやペットシッター、運転代行や洗車代行などがあります。家事代行サービスやハウスクリーニングは、共働き世帯や単身高齢世帯、富裕層などターゲット層が幅広いです。家事代行は、普段の掃除や洗濯、料理屋片付け、買い物などあらゆる家事を代行するサービスで、特別な資格や届出などは不要です。一方、ハウスクリーニングは専用の道具や洗剤を使用して、プロのテクニックで清掃します。

ベビーシッターやペットシッターは、子ども好き・動物好きの方におすすめです。運転代行は随伴して車を購入する必要はありますが、勤務時間の自由度が高いのでほかの事業とも兼業しやすいです。また、飲酒後のお客様から安定した依頼を受けやすいでしょう。洗車代行は一見ニッチな市場ではありますが、洗車が面倒という方は多いのでニーズは高いです。

ストック型の事業

ストック型の事業はストック型ビジネス(サブスクリプション型ビジネス)ともいわれ、継続型の収益を上げるモデルを指します。仕組みやインフラを作り、定額でのサービス提供型のビジネスで、単価は安くなる傾向がありますが、軌道に乗ると安定的な収益が見込めるでしょう。

【ストック型事業の例】

ストック型事業には、新聞、雑誌の定期購入、生命保険や自動車保険など保険型、スポーツジム・学習塾・英会話などの教室型、電気・ガス・水道・インターネットなどインフラ型、ウォーターサーバーやプリンターなどのリース型などがあります。

新聞や雑誌の定期購入は、毎回注文するのが面倒な方や安く買いたい方に人気です。また、生命保険や自動車保険などの保険型は、「もしものことがあったときの備え」として一定のニーズがあります。スポーツジム・学習塾・英会話などの教室型には、対面とWEBがあります。近年は、好きな時間に好きな場所で授業を受けられるネット型教室の需要が高まっていますが、直接指導を受けたい人も一定数いるでしょう。

電気・ガス・水道・インターネットなどのインフラ型も、ストック型事業の1つです。生活に欠かせないものなので、一度契約したら解約されにくいビジネスといえるでしょう。またリース業はレンタル業と混同されがちです。リース業は商材が新品で貸付期間は長期間であったり解約違約金が高額であったりする一方、レンタル業は商材は基本的に中古、貸付期間は短期間、違約金はなしという特徴があります。リース業はいったん契約すれば安定した利益を得やすいでしょう。

フランチャイズ事業

個人で起業や独立開業が初めてでノウハウ面に不安がある場合はフランチャイズ事業の加盟がおすすめです。個人で開業する場合すべて自分で行う必要がありますが、フランチャイズの場合、企業が提供するフランチャイズパッケージを利用できるので、経営ノウハウと知名度を活用することができるだけでなく、初期費用やそのほか諸々のコストを抑えることができます。

【フランチャイズ事業の例】

フランチャイズ事業には、コンビニエンスストアやファーストフード、学習塾や買取専門店、リペア、ハウスクリーニングなどがあります。

フランチャイズといえば、コンビニエンスストアを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?コンビニエンスストアやリサイクルショップ、アパレルショップなどの小売業は、商品を仕入れて販売します。大手フランチャイズならば店舗運営のノウハウや充実した研修などでサポートを受けられるので、経営経験がなくても運営が可能です。

ファーストフードやラーメンなどの飲食業も人気の業種です。知名度がある本部だと開業時から高い集客力が期待できるでしょう。学習塾や買い取り専門店、リペアなどのサービス業は、大きな在庫を抱えるリスクがないのが魅力です。

最後にご紹介するのは、ハウスクリーニング業です。未経験でも開業できる上、ブランド力がある本部ならば、開業時から集客しやすいです。無店舗で開業できるため、初期経費を抑えて開業したい方にも最適です。

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