成長市場にあるフランチャイズビジネスに着目した方がいい理由として、開業当時には需要の高いビジネスであっても、将来の需要も含めて検討する必要があるからです。将来性のある業種はその分長期的に安定した収入を見込めます。

「将来性がある業種で開業」「安定した収入が見込めるフランチャイズ本部」というポイントに沿って、これから伸びる見込みのある業種の例をご紹介します。

超高齢化社会と呼ばれ、今後も高齢者人口の増加が見込まれる昨今では、高齢者向けのビジネスは社会にとって必要なものであり、需要が高まっています。日々の生活を支えるサービス、介護ビジネス、趣味や娯楽といったものが高齢者向けのビジネスの内容となります。

人々が日々暮らしていく中で必要とされる事業やサービスは、今後も安定した需要が期待できます。電気や水道といった生活インフラや食物に関する業種などが該当します。
他にも、新型コロナウイルスの流行によって注目を浴びたエッセンシャルワーカーと呼ばれる職種が該当する、医療関係や介護・保育・教育関係、交通機関、物流に関わる事業、警察や消防といったものも挙げられます。

AIという呼称が一般的になった人口知能の活用は、これまで人間の技術力ではできなかったことや既存の仕事を素早く効率的に行えるので、労働がどんどん置き換わっていくと言われています。ですが、高度なコミュニケーションスキルやクリエイティブ力が必要な仕事には不向きな面があります。ほかには上記でも出てきた医療関係、保育関係、法律関係、コンサルタントといった業種は代替えされにくいといえます。

フランチャイズの業種について、これから伸びる見込みのある業種、将来性の高さを期待できる業種をご紹介します。

令和3年10月1日現在、日本の人口は1億2,550万人、65歳以上人口は、3,621万人です。総人口に占める65歳以上人口の割合（高齢化率）は28.9％、４人に１人が高齢者という中で市場的に需要が高く、さらに今後も高齢者世代の需要は大きいことから将来性が望めます。

出典：高齢社会白書

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html

高齢化率の表記部分

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/html/gaiyou/s1_1.html

配食サービス事業

対象は高齢者向けで、食事を自宅などに届ける事業です。一般的な宅食サービスとの違いは、普通食の他に塩分制限食、透析食、やわらかい食、ムース食などに対応していることや、自宅以外にも介護施設や病院へも食事を届けてくれることなどです。また、遠方に住む家族の代わりに配食と安否確認を同時に行うサービスもあります。食材への品質もフランチャイズ本部によって定められた業者があるので、オーナーが仕入れの調節をせずともよく、安定的に供給が可能です。

日常生活サポートサービス

先述した超高齢化社会の状況に加えて、核家族化が進んだ現在では高齢者一人暮らしの世帯も多く、日常生活の困りごとが多くなります。電球交換や庭掃除をはじめ、重いゴミ捨てや家事代行などくらしが快適になるようサポートするサービスを事業化したフランチャイズも出来ています。

テレワークを導入する企業が増えたことで、コワーキングスペースで働く層が増加する中、一か所に店舗を構えて飲食店を展開するより売り上げが多くたちそうなエリアへ移動して販売するキッチンカーなどは、需要に柔軟に対応できるので増えており、将来性が見込めます。

高齢者の健康寿命に対する意識の高まりや、在宅時間が長くなった環境での運動不足を解消するために需要が高まっています。差別化をはかるためには、オンラインやパーソナルトレーニング、女性専用、24時間利用可能などニッチな需要に対応することが大切です。

契約者の自宅まで定期的に食事を宅配する業種です。冷蔵や冷凍で食事を届けるサービスもあり、長期保存ができる点や、受け取った人が食べたいタイミングで温めて食べられるなど、柔軟性が高いのが特徴です。出来上がった食事だけではなく、一食分の食材や調味料をセットにして宅配し、簡単な調理だけで出来立ての美味しい食事を楽しめる「ミールキット」も人気があります。高齢者だけではなく、自宅で料理をする時間を短縮したいが栄養バランスのいい食事をとりたい若い世代、共働きで日々の食事の準備の負担を軽くしたい家庭といった様々な層で需要が高く見込まれます。

小学生の英語の必修化や中学受験人気の高まり、大学入試改革などにより、学習塾は安定して需要が見込まれる業種です。オンライン学習が広く普及したことや、開業資金が比較的低いので始めやすい業種ともいえます。

ハウスクリーニングは高齢化社会が進むに伴って需要が高まっています。
また昨今は衛生概念をより意識するようになり、家の中をきれいにしたいという需要によって成長を続けている事業のひとつです。今後も高齢化社会だけではなく共働き世代の増加、家事時間の短縮を希望する家庭の増加で将来性のある市場といえます。

おそうじ本舗は少ない開業資金でスタートでき、店舗なし、車一台からの開業が可能です。また技術を提供するので、商品の在庫コストがかからず、高い利益率のビジネスといえます。ハウスクリーニングはまったくの未経験という状態でも、おそうじ本舗は24日間の集中研修でしっかりとスキルを身につけて開業できます。また、おそうじ本舗は全国的にブランド力があるため集客力があります。高い技術力、認知度が高いためリピーターや口コミによる新規顧客の獲得が期待できます。さらにハウスクリーニング市場は需要が伸び続けているから成功しやすい業種です。