生活支援サービス主要5分野の市場規模
ハウスクリーニングサービス(専門清掃)を含む生活支援サービスの主要5分野(家事代行サービス、ハウスクリーニングサービス、ホームセキユリティ、見守りサービス、家具・家電レンタルサービス)の市場規模は、2023年度で5,633億円に達しました※1。
また、2020年の国勢調査によると、清掃業の従事者は約115万人となっています。なかでも、ハウスクリーニング業は、2010年の調査から10年で42.4%増加しました※2。上記の市場規模や従事者の増加から、今後も市場は伸びていくと考えられます。
- 1 出典:株式会社矢野経済研究所「住まいと生活支援サービスに関する調査(2024年)」(2024年7月29日発表)
- 2 出典:総務省統計局「職業分類別従業者数(大分類K)」「H22年、H27年、R2年の国勢調査結果」を総務省政策統括官室において集計して作成。
清掃業が将来性があると考えられる背景
清掃業は将来性があると考えられる背景を、2つの点から解説します。
ニーズが高まっているため
近年、多くの業界でAIの活用が進んでいます。人の手による丁寧な作業が求められる清掃業は、AIによる完全な代替が困難なため、AIが台頭する以前から需要が見込まれていました。日本は世界的に見ても衛生意識が高く、清潔な環境を保ちたい国民性です。新型コロナウイルス感染症の影響で感染症対策が求められた結果、飲食店や病院、オフィスビルなど、さまざまな環境で清掃業のニーズが増加しました。家庭でも、家を清潔に保ちたいという需要が高まっています。
高齢者や共働き世帯が増えているため
単身世帯や共働き世帯、高齢者世帯の増加により、ハウスクリーニングの需要が高まっています。特にエアコン、キッチン、浴室といった専門性の高い箇所は、プロへのハウスクリーニング依頼が一般化しています。総務省「家計調査(家計収支編)」によると、家事代行サービス(家事代行料)に対する1世帯あたりの年間支出額は、2024年に1,680円と、ここ数年で高水準となっています。掃除が負担になる高齢者世帯にとっては、ハウスクリーニングや定期清掃が欠かせないものになりつつあります。
- 出典:総務省統計局『家計調査(家計収支編)2024年(令和6年)平均』 家事代行料(1世帯あたり年間支出額:1,680円)より。統計表(詳細結果表・政府統計の総合窓口 e-Stat)
清掃業の未来予測
清掃業は今後どのような展開を迎えるのか、4つの未来予測を解説します。
清掃ロボットが活躍する
オフィスビルや病院など、床やカーペット、窓などを自動で清掃してくれる清掃ロボットが活躍しています。清掃ロボットの普及により、人手不足や高齢化などの課題解決が期待されています。家庭用の清掃ロボットも少なからず普及していますが、今後、日常の家事労働は清掃ロボットに取って代わることが予想されています。
IoT(モノのインターネット)による管理体制が整う
スマートフォンやタブレットを活用した管理体制が整うことで、現場の状況や進捗状況をリアルタイムで把握・共有できるといった業務効率、写真や動画を活用したマニュアル、作業指示による品質の向上が期待されています。今後、技術革新により、以下のような機能が開発されると考えられています。
・汚れの度合いをセンサーで検知し、適切な清掃方法を提案する機能
・清掃が必要な場所を自動で検知する機能
・リアルタイムでゴミの量を把握する機能
衛生管理意識が高度化する
WHO(世界保健機関)は、基礎的な感染管理手段として、「手洗いの励行」「器具の衛生管理」「適切な廃棄物処理」などを提唱しています。例えば、医療現場では、感染症予防の知識、適切な防護具の使用が必須です。
今後、衛生管理意識が高度化し、ウイルスや細菌を除去する機能やコーティング技術が発展することが、予測されています。例えば、「おそうじ本舗」では、エアコンクリーニングの防カビチタンコーティングや、KeePer技研株式会社と共同開発したコーティングなどを取り入れています。
素材の進化
今後、人が清掃する頻度は減少すると考えられています。その理由として、家電自体に清掃する機能が追加されて、清掃の頻度が減ること、汚れにくい素材へ進化が予測されること、新素材が安価になり多くの人の手にいきわたりやすくなることが挙げられます。
しかし、汚れそのものがなくなるわけではありません。カビが生えやすい高温多湿の日本の環境は、今後も続くと考えられています。加えて、年々、平均気温が上昇し、カビが繁殖しやすい環境も増加しつつあります。国内の水道水に含まれる鉱物も変化がないと予測されているため、水垢汚れへの対策は必要です。さらに、生活活動で発生する皮脂や髪の毛などの汚れは、時代が変わってもなくなることはありません。つまり、素材が進化しても、清掃の需要は今後も確実に続くとも考えられます。
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清掃業の働き方
清掃業の働き方の例として、独立する方法や副業する方法が挙げられます。
独立する
まず、フランチャイズ加盟での開業や自身で事業を始める独立開業などの方法があります。フランチャイズに加盟する場合、集客や経営などのサポートやアドバイスを受けたり、研修制度で掃除のスキルや経営に関する知識やノウハウを学べたりできます。そのため、未経験でもスキルや知識を身に付けた上で、開業が可能です。一方、独立は税務署に「開業届」を提出すれば開業が可能なため、初期の手続きが簡単で、ハードルが低めといえます。
- フランチャイズ加盟の場合も「開業届」の提出が必要です。
副業として従事する
企業によっては、副業を認めているところもあります。清掃業は時間や場所などの柔軟性、オフィス清掃、家事代行などの豊富なスタイルから副業として両立が可能な場合もあります。
清掃業に向いている人の特徴
以下のような特徴がある人は、清掃業に向いているといえます。
・人とコミュニケーションをとることが好き
・体を動かすことが好き
・細かいところに気が付く
・掃除が好き(潔癖症な人ほど向いている)
・サービス精神がある
・1人で黙々と仕事をすることが好き
清掃業の将来の課題
清掃業は将来、人手不足や価格競争が起こることやAIに取って代わられることが懸念されています。将来の課題について、解説します。
人手不足
清掃業は、人手不足に陥っている業種のひとつです。例として、ビルクリーニング業は60代以上の従事者が全体の57.9%、70代以上で27.0%と高齢の従事者が多い傾向にあります※1。2024年10月の清掃業の有効求人倍率は1.50倍と、全職業合計の有効求人倍率(パート含む)の1.16倍と比べて高めです※2。
価格とサービスの見直し
単価を下げて案件を獲得しようとする業者もあります。複数の同業者が存在する清掃業では、価格競争が予測されます。単に価格を下げるだけでは、安定した収益や顧客の信頼を得ることは難しいといえます。そのため、専門性や信頼性の高いサービスの提供が求められます。他の清掃業者にはないスキルやサービス、独自の魅力や特徴をアピールできれば、差別化ができて、価格競争に巻き込まれにくくなります。
例えば、「おそうじ本舗」では、KeePer技研株式会社との共同開発による、水まわりのコーティングオプションを設けています。スキルや知識を高めることで顧客満足度や信頼度が向上し、リピーター獲得も見込めます。ビルクリーニング技能士やハウスクリーニング技能士などの資格取得も、差別化の手段として活用できます。
清掃業はAIに奪われる?
AIやIT技術は発展していますが、清掃業がAIに仕事を奪われる可能性は、低いと考えられています。複雑な作業を苦手とするロボットでは、家具の隙間、椅子の脚の間など、処理を完遂できない清掃場所が多くあるためです。また、水、油、ジュース、卵など水溶性や粘着性のある汚れや大きな段差など汚れの種類や場所によっては、清掃ロボットが対応できないことも理由のひとつです。
デリケートなものや複数の薬品を使い分けるような場所は、経験が求められます。しかし、今後、人のように考えて行動するロボットが開発されないとは限りません。人間とロボット、それぞれの得意分野を活かした新しい働き方が求められる時代の到来も予測されています。
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清掃業で成功するための方法
清掃業で成功するための方法を、4つに分けて解説します。
スキルを身に付ける
清掃業で成功するためには、専門的な知識やスキルを身に付けて、よりよいサービスを提供することが重要です。知識やスキルを高めることで、顧客からの信頼度や満足度が向上します。その結果、リピーターが増えたり、口コミによって新規顧客が増えたりすることも考えられます。また、清掃業では、技術面だけでなく、幅広いスキルも求められます。
・お客様とのコミュニケーションスキル
・営業知識
・経営スキル
・お客様に合わせてカスタマイズされた提案を行う営業力
・最新の家電分解などの知識
集客に力を入れる
安定した集客のためには、オンライン、オフライン両方に注力することが重要です。オンラインの方法として、検索サイトでの表示順位を上げる対策やInstagram、X(旧:Twitter)などSNSでの宣伝などがあります。SNSで宣伝することで幅広い潜在顧客に短時間でアプローチできます。たとえば、SNSでの投稿を見たユーザーが問い合わせフォームにアクセスすることで、効率的に顧客獲得につなげられます。オフラインの方法として、チラシをポスティングしたり、地域の活動に参加してアピールしたりすることも有効です。案件紹介サービスや不動産会社などと契約して、大口案件を得られることもあります。
提供価値を理解し、見直す
お客様と自身の考える価格設定にズレがある場合、信頼につなげるために価格を見直すことも必要です。しかし、お客様の希望に合わせてばかりでは、利益が上がらないばかりか、赤字になりかねません。提供するサービスや品質が価格に見合っているとお客様に理解してもらうことが大切です。
清掃を行い、企業が清潔な環境を提供することで、顧客満足度が向上し、口コミ・紹介による新規顧客獲得やリピーターの増加が期待できます。個人宅では、清掃によってホコリや汚れを取り除き、キレイな環境を維持することで、住まいの快適性や安心感を高めることにつながります。目に見える価値を伝えると理解されやすくなります。コストパフォーマンスのよい価格設定だと理解してもらえると、信頼と満足度の向上が期待できます。そのためには、自身の提供するサービス価値を、業界全体の相場をもとに見直す必要があります。提供価値を正確に把握していないと、売上が伸び悩む原因になりかねません。
提供サービスを改善する
提供するサービスの内容は、顧客満足度に影響します。アフターサービスを見直す、割引制度を取り入れる、高付加サービスの提供を検討するなど、提供サービスの種類や内容の見直し、改善を進めることが重要です。こうした取り組みは単価アップが期待でき、収益の安定化が期待できます。さらに、定期的な契約を提案することで、長期的な収益の安定も見込めます。
まとめ
清掃業は、成長が予測される将来性のある仕事です。AIやIT技術が発展しても、人の手による清掃作業は今後も需要が見込まれると考えられています。清掃業で利益を上げるためには、集客やスキルを上げることが重要です。おそうじ本舗では、知名度や研修制度が充実している他、顧客獲得についてもサポート体制が整っています。まずは、資料請求や説明会の参加をご検討ください。